Weavee地域ライター養成講座|カメラ講座&まち歩き撮影会を開催しました!
2026年3月13日に、Weavee地域ライター養成講座の一環として、「カメラ講座&まち歩き撮影会」を開催しました。講師には、静岡県伊豆地域を中心に活動する、カメラマンの齋藤 洋平(さいとう ようへい)氏を迎えました。
今回は、写真を撮ることは好きなものの、いまいちコツがつかめないWeavee地域ライターの私がレポートします。

今回集まったのは、京急電鉄が運営するWEBサイト『newcal』でライターとして活動している10名。最初に齋藤さんから「この中で写真が得意な方はいますか?」との質問がありましたが、皆さんパッとしない様子です。
newcalの記事を実際に見た齋藤さんは「これを伝えたいというリアルな熱量の記事が多い。丁寧な取材をしているのは伝わるが、写真に関してはまだまだよくなります」と話します。
現在のnewcalの記事には、説明的な写真が多いとのこと。私も自分の記事を見返してみると、情報を伝えるための写真が多い気がしました。

そこで今回の講座テーマはズバリ「“冷静”と“情熱”を撮り分ける」。
“冷静”の写真とは、読者を案内するための、客観的で情報的な写真のこと。
一方“情熱”の写真とは、自分が感動した推しポイントを撮影した主観的な写真のことです。

撮影のコツは「『まてまて!』と『いけいけ!』」なのだと齋藤さん。私もそうですが、取材先では熱が入りどんどん体も前に出てしまいます。外観などの“冷静”の写真を撮るときは「まてまて!」と唱えて一歩引くことが大切です。
逆に「ここは撮るしかないでしょ!」と感じたら「いけいけ!」と気持ちを高めて、思いっきりアップで“情熱”の写真を撮るのがポイント。
私も取材先の飲食店で、店員さんがコーヒーを淹れる姿や調理中の姿を撮りたいなと思っても、遠慮してなかなか撮影できないことがしばしばあります。今後はそんな時に「いけいけ!」と心の中で唱えたいです。

具体的に写真を撮るテクニックを学び、質問コーナーへ。「記事の中で写真の枚数が決まっていると、引きの写真を選びがちになってしまう。情熱を感じるアップの写真も入れたい気持ちがあるのですが……」という受講者に対して「まず初稿ではどんどん写真を載せましょう!」と齋藤さん。
確かに、記事では情報的な引きの写真を優先しがちです。例えばカフェの食事の写真。私は今まで料理全体の写真を選んでいましたが「ここがおいしそう!」と感じた部分をクローズアップして載せてもいいなと思いました。

講座の後は実際にまちを歩いて撮影会です。受講生に与えられた課題は、“冷静”と“情熱”の写真を一枚ずつ撮影すること。私は横浜シンフォステージの建物の中を散策しました。今までの私は、なんとなくきれいだな、おもしろいなと思ったものを撮影するだけでしたが、“冷静”と“情熱”を意識すると、どんどん撮りたい構図が浮かんできます。

私が撮った写真はこちら。“冷静”の写真に選んだのは、大きな窓の前にト音記号の形をした作品が広がっている写真です。ビルが立ち並ぶ都会的な空間の中に、音楽のモチーフが現れるのが印象的です。
よく見ると、一つ一つが管楽器のパーツで作られていることに気づきます。今にも音楽が聞こえてきそうな雰囲気と、パーツを吊るしている糸のラインが窓の外のビルと重なっている様子が美しいと感じ、“情熱”の写真に選びました。

また、ランチタイムには、料理の撮影に挑戦!「食べ物は動きをつけるとおいしそうに見える」という齋藤氏の指導のもと、それぞれ「おいしい瞬間」を意識しながら撮影します。

私はハンバーグにのせた卵が割れる瞬間を撮影しました。ところが、左手で箸を持ち、右手でカメラを構えるのがなかなか難しい! 卵はきれいに割れませんでしたが、ハンバーグや卵に光が入りおいしそうに撮影できました。

ランチの後は、撮影した写真の発表会。撮影会はたったの30分でしたが、皆さんの注目するポイントがそれぞれで面白い! ショーケースの中のケーキを「ショーケースの中のお姫様」と表現される方や、ビルの壁面に映り込む景色を撮影している方など、自分では思い付かないような写真の撮り方がとても勉強になりました。

今回の講座を通して学んだのは、自分が何を伝えたいかという「情熱」の写真が一番大事だということ。実際に取材に行ったからこそ気づける視点や、心が動いた瞬間を撮ることに価値があります。
Weavee地域ライターとして、今後も取材先での感動を読者に鮮明に届けるべく、今回学んだ視点を記事制作に活かしていきます。
Weavee地域ライター/佐々木 亜莉