京急沿線子育て応援ネットワークWeavee交流会を開催しました!
2025年11月6日に京急百貨店10階レストランフロア「グランドゥーカ」にて、【京急沿線子育て応援ネットワークWeavee交流会】を開催しました。
沿線を越えて、 “子育てができる安心な地域の未来”をつなぐ日
Weaveeへの登録は、2023年5月のリリース時点では10団体でしたが、現在は47団体まで拡大。交流会当日は30名を超える、Weaveeメンバーが集まり、ピッチ発表、トークセッション、ランチ交流、沿線うまいものプレゼント交換会などが行われました。
リリース当初から掲げていた「Weaveeサミット」の構想が、今回初の交流会という形で実現。Instagramでは随時、ライブ配信が行われました。

約1時間におよぶWeaveeメンバーのピッチ発表では、各団体がそれぞれの活動や想い、Weaveeでやりたいことをシェア。活動のノウハウの交換や、それぞれの取り組みの枠組みを知り、新しいコラボにもつながる時間となりました。

ランチ交流で新たなリアルなつながりがうまれる
ランダム着席でイタリアンをいただきながらの交流タイム。普段はなかなか顔を合わせる機会のない地域や他分野・職種のメンバーとの会話が弾みました。単なる名刺交換にとどまらず、共感や笑顔があふれる時間に。
あるテーブルからは、「普段SNSでつながっているのも嬉しいけど、直接会って話せるのはもっと良いですね!」との声が聞こえてきました。

他エリアの魅力を味わう京急沿線うまいもの交換会
Weaveeの特徴のひとつとして、品川から三浦という広い範囲のメンバーが参加していることです。今回の交流会では、その特徴をいかした企画「京急沿線うまいもの交換会」が開催されました。一体どんなものが紹介されるのか、会場はドキドキ、ザワザワ!
持ち寄られたのは、Weaveeメンバーが運営するカフェの焼き菓子詰め合わせ、三浦の特産野菜バターナッツかぼちゃ、参拝者に長年有名な川崎大師のくず餅、上大岡で地元の方に愛される焼き菓子など、地域で愛されているグルメなど。

約15組の交換は、交換する人も見ている側も、どのような沿線グルメがあるのか興味津々です!
Weaveeライターの松井さんは全員分の紹介された物をノートに記録する、ライター魂を発揮する気合いのいれようでした!

地域の美味しいものや名産を交換することで、沿線のつながりをもっと楽しく深めることができた京急沿線うまいもの交換会となりました。
今後、京急沿線うまいもの選手権やうまいものフェアなどの開催も期待されます。
トークセッション「子育てから“子育ち”へ──地域とともに育つ、沿線の未来」
トークセッションでは、横浜市立大学大学院都市社会文化研究科教授の三輪律江さんと、認定特定非営利活動法人こまちぷらす代表の森祐美子さんにゲストでお越しいただきました。
三輪さんは、建築・都市計画・参画型まちづくり・環境心理学を専門に、子どもや地域に関する都市空間の研究を実施。著書「まち保育のススメ」でこども環境論文・著作賞を受賞されています。
森さんは、「孤立した子育てをなくし、まち全体で子育てをする社会へ」をテーマに約45名のスタッフと400人近いボランティアとともに活動中。ご自身の出産後の孤独感や救われた経験から、居場所づくりを始め、カフェの運営やウェルカムベビープロジェクトを行っています。

おふたりはこれまで様々なプロジェクトを共にされており、その内の一つとして、今回のセッションでは、ウェルカムベビープロジェクトについての紹介がありました。
このプロジェクトは、認定NPO法人こまちぷらすが、横浜市戸塚区において2016年4月に立ち上げました。ウェルカムベビープロジェクトは、赤ちゃんと家族をお祝いする気持ちをこめて、地域と企業から「出産祝い」をお送りすることからスタート。地域や企業が協力し、赤ちゃんとその家族を街ぐるみで歓迎する取り組みで、子育て家庭が地域とのつながりを感じられる仕組みが特徴です。
お祝い品は、ただのサンプルボックスではありません。赤ちゃんと家族に、思いをつなげる・まちとつながってもらう・まちと関わりをもてることを目的としたものを、協賛企業と対話を重ねながら丁寧に選ばれています。まちづくりの専門的な視点を活かし、三輪さんはプロジェクト立ち上げ当初から8年間、選考委員として携わってきました。
「こうしたプロジェクトに企業が参加することで、地域や子育てに関する意識が少しずつ高まります」と、三輪さん。森さんも、「その結果、新たな子育てプロジェクトを自発的に立ち上げる企業もでてきました」と話します 。
お祝い品の中には、小学生から90歳までが縫い、メッセージを書いた背守りが入っています。今では800名ほどの小学生からお年寄りまでが携わり、地域のお年寄りにとって生き甲斐となる活動です。自ら活動に参加することで、子育て世代を見守る気持ちが自然と育つ効果もあります。

ウェルカムベビープロジェクトは、地域の企業や団体と連携しながら、子育てを支える新しい試みとして広がっています。そして、京急沿線、Weaveeメンバーの中でも2018年4月から横浜市鶴見区支部として、つるみまっぷが発足。2025年4月からは、川崎市川崎区支部として一般社団法人大師ONE博が発足し、出産祝いだけではなく、親子向けのイベントを定期的に開催するなど、まちと子育て世代のつながりを大切に活動をしています。
会場にいた一般社団法人大師ONE博理事の松本りよこさんに対して、森さんから、「大師ONE博さんがウェルカムベビープロジェクトを初めてくれたことがとても嬉しいです!それぞれの活動の特徴も出ていて、興味深いです。」と伝えるシーンも。「大変なことも沢山ありますが、とっても楽しい!本当にやりがいしかありません!」と、松本さん。

セッションを聞いた京急つながりmamaの池田真美さんは、「自分の住む上大岡でもぜひスタートしたいと思いました。子育て中のママと企業がつながることで、新しいアイデアや活動が生まれる可能性を感じています。これからも、京急沿線で子育てを応援できる取り組みに関わっていきたいです」と語ってくれました。

三輪さんは、子どもの育ちを支える環境支援、“子育ち”に着目することが、大切だといいます。やがて子どもが大人になり、親となって子育てをしに地域に戻り、また次の子育てが始まる。このように子育ては続いていき、このライフサイクルに着目した地域での支援が求められています。
子ども自身が主体となって成長する視点(子育ち)を軸にまちのつながりが増えるとコミュニティは強くなり、その強さがさらなるつながりを生み、子どもたちにとってより良い環境が連鎖的に整っていきます。 そして数年後、育った子どもたちが「このまちは子育てがしやすい」と感じて戻ってくるそんな循環が生まれていきます。
「京急電鉄と、Weaveeメンバーの民間団体や企業が連携し、こうした循環を育む場や仕掛けつくりを、いくつも生み出し、広げていけるといいですね」とおふたりからお話しくださいました。
おふたりの活動や実体験を元に、子どもが地域に見守られながら育つ環境づくりに関するお話しや、「子育てから子育ちをまちの文化にいていく」という視点など、気づきの多いお話しでした。

Weavee発足から約2年半の間に、Weaveeマルシェの開催やWeaveeライターの活動が始動し、新たな地域拠点が誕生しました。ゆるやかに連携できる環境のもと、地域活動やネットワークが強化され沿線地域の持続的な発展に向けた基盤づくりが進められてきました。
これからも「京急沿線の子育て、“子育ち”環境をよりよく!」という思いを大切に、活動の輪がどう広がっていくのか注目です!
↓トークセッションはポッドキャストでも配信しています↓
https://open.spotify.com/episode/0FCdD8IHdROY33kU8W35dy?si=-sYXrOqwQvqf1YexIbWRZA


今回の交流会中に、早速来春のWeaveeマルシェ開催の話も飛び込んできました!
今後もWeaveeの取り組みについては、Weavee公式Instagramやホームページでお伝えします。
Weavee地域ライター/山岸礼佳