第2回地域ライター養成講座を開催しました!
2025年5月23日、6月6日、6月20日に第2回地域ライター養成講座が開催されました。前年に行われた第1回地域ライター養成講座と同じく、講師は松山史恵さん。受講者がライターとしての基礎を学ぶ様子を、第1回の卒業生でもある私がレポートします。
京急沿線から集まった地元愛あふれる受講生たち
最初に、Weavee事務局から「京急沿線が住みやすい街になってほしい。沿線のよさを沿線の人たちで発信できたらステキ。ライターデビューということだけでなく、講座を楽しんでください」とあいさつがありました。これから始まる講座に、受講生たちの期待も高まります。
今回集まったのは、本を読むのが好きな方、すでにライターとして活躍されている方、これから子育てをする方など、世代も立場もバラバラな14人。

全3回のうちの初回では、ライターとしての基礎を学びました。地域ライターとは何かというお話から始まり、記事執筆のプロセスや、読んでもらえる記事を書くにはどうすればよいかなど。受講生たちが真剣にメモをとっている姿が印象的でした。見えない読者を想像することは難しさでもあると同時に、楽しさでもあります。

講座の後半には、ワークがありました。実際に具体的なテーマでネタ出しの練習です。次々とアイデアを思いつく受講生たちの地元愛の深さに驚く松山さん。受講生が考えている間は、近くに寄って話しかけたり、一緒に考えたり。講師と受講生の距離が近いのもこの講座の魅力です。

1回目の最後に宿題がでました。自分でテーマを決めて、1週間で1000字程度の原稿を書いて提出するというものです。私も受講生だった時に同じ宿題が出されましたが、これがまた大変。ライター未経験の私は、1000字という分量がどのくらいなのか、どのような構成にしたらいいのか、そもそも一週間で書けるのか…。色々なことが頭の中をめぐりましたがやるしかない!きっと今回の受講生たちも久しぶりの「宿題」に真正面から向き合った1週間だったのではないでしょうか。
ライターに必要なスキルを和やかな雰囲気で学び合う
2回目・3回目の講座では、受講生から提出された宿題を松山さんが添削したものを踏まえて、より深く、細かに、ライターの仕事について、学びました。
「ライター」と言っても、ただ文章を書くことだけが仕事ではなく、インタビューしたり、写真を撮ったり、写真に添える短い説明(=キャプション)を書いたり…。実はいろいろな仕事があります。
講座ではインタビューのロールプレイングをしたり、他の受講生の宿題からよいところを学んだりしながら、自分の原稿を深めていく時間となりました。じっくり自分と向き合う時間。そして、原稿の向こうの読者を想像する時間…。大人になって学び深める時間を大切に味わっている受講生たちでした。

講座の中で、私の経験をお話しさせていただく一幕も。Weavee地域ライターとなってから半年…。原稿作りもインタビューも何もかもが初めての連続で、慣れないことばかり。初めはうまくいかないこともありました。そんな中でも自分なりに考えて、よりよい記事になるよう努力しました。いつもは書いて届けるのがライターですが、今回は話で届けてみました。受講生たちに私の思いは届いたかな?
全3回の講座を終え、すっかり緊張も解けた受講生たち。ココで過ごした時間は一人ひとりの身になり、これからに役立っていくことと思います。
講座を終えたみなさんが、地域ライターとして活躍する日も近いかもしれません。
Weavee地域ライター/松井 美智子